ご質問の詳細

プラスチック製品や電子機器の筐体(外装)部分を見積もりする際の、1個あたり製造費はどのように決まりますか?

ご回答

製造個数によって製造方法が異なります。製造方法ごとに費用の考え方が変わってきます。

詳細解説

イニシャルコストとランニングコスト

プラスチック製品を作るとき、費用の内訳としては、イニシャルコストとランニングコストに分類されます。

イニシャルコスト デザイン費、設計費、金型費など最初に一度だけ発生する費用です
ランニングコスト 加工費、材料費、塗装費など、製品を製造する度に発生する費用です

ランニングコストは1個あたり費用として分かりやすいですね。

イニシャルコストは、「生涯ロット」で割ることで1個あたり費用として考えます。生涯ロットとは、最終的に何個くらい製造するか(売れるか)という計画個数です。

「この製品は、最終的には5,000個くらい売れるだろう」と考えた場合、イニシャルコストは5,000で割って、1個あたり費用として考えます。

このイニシャルコストの考え方は、「5,000個くらい売れるだろうけど、3,000個で回収しよう」など、企業によって異なります。
いずれにしても、販売計画(事業計画)を作らないと投資の判断はしづらくなります。

製造個数と製造方法

製造個数に応じて製造方法を選択します。イニシャルコスト、ランニングコストの考え方も、製造方法によって異なります。
※デザイン・設計費は全てに共通で必要です。

製造個数
製造方法
素材
特長
イニシャル
コスト
ランニング
コスト
1個 樹脂切削 ABS板材+塗装
(材料限定)
単価は高くなりますが、精密な切削加工が可能です。数個製造に適しています。
10個 3Dプリンター ABSライク(材料限定) モニターなど機能を確認する目的で、デザイン検証の要素が少ない場合にお勧めしています。
10~30個 真空注型 ウレタン樹脂(黒、ナチュラル以外は塗装)(材料限定) 切削加工によってマスター(原型)をつくり、マスターを元にシリコンで型を作ります。そこにウレタン樹脂を流し込むことで製作します。
射出成形より安価ですが、型の耐久性がなく、形状にもよりますが最大で30個程度になります。
100個~500個 簡易金型による射出成形 ABSなどの一般的な工業製品と同じく、多種多様な樹脂が適用可能 アルミで金型を起こし、金型内に樹脂を流しこむことで大量に同等の製品を作り出す製造方法が射出成形です。
射出成形は生涯ロットによって、金型の耐久性を考え、金型の素材を選択します。100個の場合、数が少ないため簡易金型をご提案しますが、最終的に販売量を見込む場合は、最初から本金型の方が良い場合もあります。
2000個以上 本金型による射出成形 上記の本金型を使用した場合

 

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