企画を可視化し、ニーズを検証する3つのプロトタイプ

プロトタイプの目的は、完成品の検証ではなく、仮説として立てた「顧客の課題」が本当にあるかどうかについて、検証する事を目的に製作します。また、同時に、「顧客の課題」を解決する為に企画したソリューションが、顧客の望む体験を実現できるかどうか、ブラッシュアップして行く為の方向性を見出す為に活用します。

従って、洗練させたプロトタイプを作る必要はなく、その検証目的に沿って3つのプロトタイプ(外観、機能、文脈)を短期間で製作する事が重要です。

外観プロトタイプ

形、大きさ、色、柄、重さなどの「イメージ」を示したもので、電子機器・IoTデバイスを開発を開発するさいには、主に、イラスト、3DCADなどで製作した立体図、ペーパークラフトなどで表現します。

外部CTOは、プロダクトデザイナーが、貴社のイメージをヒアリングしながら形にしていきます。

例えば、IoTボタン(インターネットに接続するボタン)を開発したいという要望のお客様がいたとします。その場合、まずは、弊社プロダクトデザイナーがそのボタンの使用する場所、使用する人、使い勝手をヒアリングしながら、サイズ感・必要な機能・質感などについてお客様とディスカッションをしながら、いくつかの手書きデッサンを作成します。

 

外部CTOは新製品ニーズ調査の為の営業ヒアリングツールとしてプロダクトデザインを提供します。

手書きデッサンをいくつかご提示した後、お客様のご希望のタイプを選んでいただき、さらに、ディスカッションをしながらイメージを固め、最後に3DCADでデザインします。ちなみに、よくあるのが、デザイン性を重視するあまり、技術的(機構設計や電子基板サイズ・電池搭載エリアなど)に実現可能性が低い製品イメージを作ってしまい、後々、技術的に無理が生じて、デザインを大幅に変更しなければならないケースです。

外部CTOでは、お客様のイメージ・世界観を十分にヒアリングしくみ取りつつも、この段階から内部機構設計・電子基板、センサー構造などを考慮しながらデザインをご提案する事が可能です。

■プロダクトデザイン制作
プロダクトデザイナーが、貴社の製品コンセプト・イメージをヒアリング3DCADで、外観イメージデザインを制作。社内の企画書・社外向けプロモーションなどに活用可能です。
費用:¥100,000~
期間:最短3日~
お問い合わせ

機能プロトタイプ

ハードウェア製品開発では、企画している商品が、どのように動作・反応するのか、机上での言葉だけではなく、実際に「動くもの」を早い段階で形にする事は重要です。初期の企画段階では、スピードを重視して出来るだけありものの部品を組み合わせた簡易な方法で表現します。ハードウェア・電子デバイス開発においては、オープンソースプラットフォームである「ラズベリーパイ」や「Arduino」が活用されています。アイデアの企画段階では、Legoマインドストームを利用する例も見られます。

Raspberry Pi Zero 3G回線 Piカメラ ラズパイ小型ディスプレイ 

IoTカメラの機能プロトタイプ

左の写真は、「シャッターを押したらすぐに画像が、遠隔にいる人のメールに送られる簡易カメラ」の機能プロトタイプです。部品構成としては、全て市販されているありものの部品です。
RaspberryPiZERO
RaspberryPi用カメラモジュール
ボタンスイッチ(シャッター用)
2.5インチの小型液晶
モバイルバッテリー

 

これらの部品を組立て、今回の使用用途に合わせ、電源を急に切っても、ラズパイのOSがクラッシュせずに、再度電源をいれたら、元のシャッター撮影画面に自動的に復帰するというプログラムを作って機能を完成させます。

ちなみに、この段階でも、機能を確認する事は可能ですが、出来れば、実際に想定の顧客にも確認できるような形にまで仕上げ、インタヒューしたいところです。その為には、この部品を入れる「筐体ケース」を用意しなければなりません。簡単な基板などであれば、業務用汎用ケースが沢山のサイズ・種類で販売されているので、それを活用するのがよくあるパターンです。

今回の、この簡易カメラの場合は、それに見合った市販の汎用ケースが無く、かといって切削加工・3Ⅾプリンタで専用のプラスチック樹脂筐体に作るには設計費等、多大なコストがかかる為、↓のようなペーパークラフト業者さんに簡単な設計をした段ボールを作ってもらい、それに入れました。

IoT簡易カメラ組み立て図1 樹脂筐体を簡易的に開発できない場合は、ペーパークラフトで製作できます。

ハードウェアの試作・開発においては、3つのプロトタイプの中で、機能プロトタイプを制作するのが一番困難です。外部CTOでは、アルディーノ(Arduino)・ラズベリーパイ(raspberry pi)といったオープンソースの開発ツールはもちろん、これまで膨大な案件の中で培ってきたオリジナルの汎用開発デバイスを使って、プロトタイプを素早く製作します。また、時には、類似の市販品を改造し、間に合わせる事も非常に多いです。

■機能プロトタイプ 動くモック試作 フィジカルラピッドプロトタイプ製作サービス
市販品を改造し、機能を付け加えたり、Arduino raspberry pi等のマイコンボード・弊社オリジナルの通信機能付きマイコンボードなど、既存品を活用して機能イメージの試作品を製作
費用:¥100,000~
期間:最短5日~
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文脈プロトタイプ

文脈プロトタイプとは、対象顧客、顧客背景や顧客課題の解決目標、そのサービスを提供する際の顧客価値等、そのプロダクト、サービスの価値を示しすために制作します。具体的なカタチとしては、文章や絵を含むストーリーを作り、相手に伝わる手段(パワーポイントスライド・紙芝居、動画など)で表現します。

例えば、↓このスライドは、非接触液体検知センサーというシーズを元にした、飲食店向け在庫管理サービスの企画書です。本格的な開発の前に、簡単な機能プロトタイプを製作し、ソリューションの価値の説明をまとめながら、想定顧客に企画した製品・サービス・ソリューションへのニーズが存在するかを検討したものです。

ハードウェア・機器開発プロジェクトの中で、この文脈プロトタイプを後回しにしてしまい、想定のソリューションに想定のニーズが無いにもかかわらず、大きく予算をかけてハードウェアシステムを開発し、いざ顧客手に取ってもらった段階でになって、全く共感されないことが分かったという事例が散見されます。

ソフトウェアを中心としたサービスの場合、プロトタイプを素早く作り検証する事は比較的、容易ですが、ハードウェアを絡めたサービスの場合、顧客の切実な悩みを効果的に解決できるサービスかどうかを、開発前に「しっかり・素早く」検討する事が重要です。

■企画書のアドバイス添削
貴社で作成した企画書のアドバイス・添削・専門家チームを集めたディスカッション
費用:無償(出張訪問の場合、交通費を頂く場合がございます)
期間:1日
■事業企画のニーズ調査サービス
貴社で作成した企画について、ニーズの調査・顧客インタビューの代行、想定顧客を集めてのインタビュー調査代行を致します。
費用:¥300,000~
期間:2週間~

 外部CTOサービス一覧

中小企業の経営層・事業開発担当者向けに、新規事業開発を行う上で必須の視点である ジョブ理論 講座と事業企画ブラッシュアップセッションを行い事業開発のスタートを後押し。さらに、事業開発を進める中で定期メンタリングを行い、事業開発の停滞を防ぎ、成長への加速支援を行います。
プロトタイプは機能面・外観面・文脈面、3の側面で検討。アイデアを事業提案まで進めるには、実際に動く試作を作り、外観を提示し、顧客の課題解決のためのサービスイメージを企画書に形にする必要が有ります。製品開発での最初に動くものを素早く作るラピッドプロトタイピングで、貴社の新規事業の立ち上げを支援します。
プロトタイプで顧客課題を検証委した後は、問題解決の為に使われる”必要最小限の機能を有したプロダクト(MVP)”を製作し、ユーザーテスト・フィールドでの概念検証(PoC)を行い、ユーザーからのフィードバックを得ながら、量産時の機能の取捨選択をしていく必要が有ります。
電子回路 設計 開発 IoT■デバイスの少量 量産サービス 
小ロットでの量産の為の見積・開発のご相談にやってこられるお客様が圧倒的多数を的占めます。IoTなどのハードウェア開発で、少量で量産を始め、その後、大きく事業を育てたいと考える方々に、外部CTOは、10台~1000台/LoTの少量・小規模量産で、開発リスクを削減します。
顧客課題を解決できそうな有望な製品・サービス・ソリューションアイデアだとしても、そもそも、それは「技術的に実現可能か?」という事を、企画・構想段階で検討・検証していく事は必須です。外部CTOは、技術・開発パートナーのネットワークを通じ技術調査・原理試作を行い事業企画の実現可否判断をサポートします。

外部CTO 受託開発 ものづくり ネットワーク