企画を可視化し、ニーズを検証する3つのプロトタイピング

プロトタイプの目的は、完成品の検証ではなく、「顧客の課題」に対して、自分達の企画したソリューションが最適かどうかを検証する事です。従って、完成させたプロトタイプを作るのではなく、その検証目的に沿って3つのプロトタイプ(外観、機能、文脈)を作る事です。その過程は短期間で製作する事が必要です。

外観プロトタイプ

形、大きさ、色、柄、重さなどの「イメージ」を示したもので、電子機器・IoTデバイスを開発を開発するさいには、主に、イラスト、3DCADなどで製作した立体図、ペーパークラフトなどで表現します。

■プロダクトデザイン制作
プロダクトデザイナーが、貴社の製品コンセプト・イメージをヒアリング3DCADで、外観イメージデザインを制作。社内の企画書・社外向けプロモーションなどに活用可能です。
費用:¥100,000~
期間:最短3日~

機能プロトタイプ

どのように動作・反応するかの「働き・動き」を示したもので、ありものの部品を組み合わせた簡易な方法で表現します。スマートフォンのアプリなどでは、画面の紙芝居で示す事もあります。ハードウェア・電子デバイス開発においては、オープンソースプラットフォームである「ラズベリーパイ」や「Arduino」が活用されています。アイデアの企画段階では、Legoマインドストームを利用する例も見られます。

Raspberry Pi Zero 3G回線 Piカメラ ラズパイ小型ディスプレイ 

IoTカメラの機能プロトタイプ (事例ぺージ準備中)

ハードウェアの試作・開発においては、3つのプロトタイプの中で、機能プロトタイプを制作するのが一番困難です。外部CTOでは、アルディーノ(Arduino)・ラズベリーパイ(raspberry pi)といったオープンソースの開発ツールはもちろん、これまで膨大な案件の中で培ってきたオリジナルの汎用開発デバイスを使って、プロトタイプを素早く製作します。また、時には、類似の市販品を改造し、間に合わせる事も非常に多いです。

■機能プロトタイプ 動くモック試作
市販品を改造し、機能を付け加えたり、Arduino raspberry pi等のマイコンボード・弊社オリジナルの通信機能付きマイコンボードなど、既存品を活用して機能イメージの試作品を製作
費用:¥100,000~
期間:最短5日~

文脈プロトタイプ

文脈プロトタイプは、対象顧客、顧客背景や目標、価値等、そのプロダクト、サービスの価値、提供するうえで顧客が捉える意味を示しいたモノで、文章や絵を含むストーリーを、相手に伝わる手段(パワーポイントスライド・紙芝居、動画など)で表現します。例えば、このスライドは、非接触液体検知センサーというシーズを元にした、飲食店向け在庫管理サービスの企画書です。本格的な開発の前に、簡単な機能プロトタイプを製作し、ソリューションの価値の説明をまとめながら、想定顧客に企画ソリューションへのニーズが存在するかを検討したものです。

ハードウェア・機器開発プロジェクトの中で、この文脈プロトタイプを後回しにしてしまい、想定のソリューションに想定のニーズが無いにもかかわらず、大きく予算をかけてハードウェアシステムを開発し、いざ顧客手に取ってもらった段階でになって、全く共感されないことが分かったという事例が散見されます。
ソフトウェアを中心としたサービスの場合、プロトタイプを素早く作り検証する事は比較的、容易ですが、ハードウェアを絡めたサービスの場合、顧客の切実な悩みを効果的に解決できるサービスかどうかを、開発前に「しっかり・素早く」検討する事が重要です。

■企画書のアドバイス添削
貴社で作成した企画書のアドバイス・添削・専門家チームを集めたディスカッション
費用:無償(出張訪問の場合、交通費を頂く場合がございます)
期間:1日
■事業企画のニーズ調査サービス
貴社で作成した企画について、ニーズの調査・顧客インタビューの代行、想定顧客を集めての聞き取り調査代行を致します。
費用:¥300,000~
期間:2週間~

実現可能性を検証する原理試作

事業開発の最初の段階では、自社技術シーズ起点、顧客の困りごとを起点(顧客ジョブ起点・顧客ニーズ起点・マーケットイン・ニーズ起点)としたアイデアベースの状態であるでしょう。
特に、顧客の困りごとを起点とした場合、そのアイデアは「技術的に実現可能か?」という事を初期段階で検討していく事は必須です。外部CTO.comでは、開発前の企画段階で、技術的に実現可能かどうか判断できない場合は、「これまでのノウハウからの判断」「簡単な技術調査」「原理試作」という形で、実現性について調査を行います。

STEP1:これまでのノウハウから判断、又は、技術調査

外部CTOのこれまでのノウハウ・知見を元に判断できるご依頼もあれば、どのようにすれば、実現できるのかに関して、こちらでも経験が無いものに関しては、事前の情報収集・調査に時間(工数)をかける必要が有ります。調査に関しては、ご依頼内容によって、無償で出来る、有償での対応になるが分かれます。詳しくはお打合せ時にご相談となります。
この段階でのアウトプットは、主に、不確定要素のご提示と不確定要素をクリアにする為の進め方のご提示になります。

STEP2:原理試作仕様のご提示

STEP1でご提示した不確定要素をクリアにする為の実験をし、原理試作仕様及び、試作見積のご提示を行います。

STEP3:原理試作

STEP2を元に、試作を行います。この段階では、出来るだけ、市販の部品などを使って試作を実現します。出来上がったモノは、機能プロトタイプとして、企画会議などで使用できるでしょう。

検討している製品・システムは実現可能か?まずは、相談してみる

 

サービスインでの仕様を明確にしていく為の試作

企画時における、外観・機能・文脈プロトタイピングや、技術的課題を確認する原理試作を行うなかで、ユーザーの悩み事(custmer problem)とそれを解決する為の具現化が可能なソリューション(solution)が明確になってきます。(problem-solution-fit)

ただ、この段階では、まだ、それは机上における仮説の域を脱していません。その後は、実際に顧客の問題解決の為に使われる”必要最小限の機能を有したプロダクト(MVPまたは一次試作)”を製作し、ユーザーテスト・フィールドでの概念検証(PoC)を行い、ユーザーからのフィードバックを得ながら、2次試作などを経て改良していき、仮説から成功確度の高い企画に昇華させていき、実サービスイン時のハードウェアシステムの仕様を固めていきます。このプロセスを十分に経ず、机上の仮説を元にハードウェア仕様を作ってしまい量産へ進める事が一番危険です。

プロトタイピング時点では、量産性はあまり、考慮をせずに、ユーザーの困りごとを解決できるかどうかに重点を置きますが、この量産化へ向けた試作の段階では、耐久性・使用条件(温度湿度条件、耐候性、電源供給の条件など)を考慮した設計が必要になってきます。この段階では、機構設計技術者、電子機器回路設計者、ファームウェア開発エンジニア等での対応が必要になって来るでしょう。

また、量産性を考慮するのであれば、調達のしやすさから部品選定を行ったり、サプライチェーンマネジメント(SCM)が重要になってきます。経験ある、電子機器メーカーであれば当たり前のことですが、スタートアップやハードウェア開発の経験が無い事業者では、これが後回しにされがちになります。部材の仕入れから、製品の製造、在庫管理、出荷といった一連の工程を効率よく管理する為に、外部の専門家と積極的に連携しましょう。

熟練のハードウェアエンジアを擁し、多くのハードウェア開発プロジェクトのマネジメントを行ってきた外部CTOでは、事業開発のプロジェクトにおけるハードウェア開発部分を、貴社に代わって担う事が可能です。

ここで、よくある事例とそれに対しての外部CTOのソリューションをご紹介します。

【課題】これまでは、Arduinoやラズベリーパイの汎用マイコンボード、ブレッドボードとジャンパー線を使って何とか、回路を組んでシステムを動作させてきた。専門家がいない為、量産性を考慮した設計はまだしていないので、外部の経験豊富なエンジニアの力を借りたい。
【外部CTO対応】量産へ向けて、プロジェクトを一貫して支援
・目的・予算・プロジェクトスケジュールをヒアリングし、量産へ向けたステップを提案。
・機能を分解し、それが果たせるMCU(マイコン)・通信モジュールを選定しながら、回路設計
・PCB基板設計・製作(初期は数枚)
・筐体の機構設計の見直し
費用:500,000~ 内容・予算により見積検討致します。

小さく始める”少量量産”

外部CTOでは、プロトタイピング・試作をした後、量産製造までの対応も可能です。

量産化までをご相談頂く場合、お客様との関係として2通りをご提案しています。

1、試作までを当社で行い、量産時の工場との取引はお客様が直接行う

購買力の強い大手企業様が望まれる場合が多く、その場合も弊社の役割は試作開発・設計までとなります。そういったご要望も対応可能です。

2、外部CTO.com(運営アップサイド株式会社)が、量産品をお客様に納品する

弊社が国内外の契約して、弊社が量産品の供給まで対応する方式です。これは、特に、事業開発の初期段階で、製造lotが、10~100、1000個程度のいわゆる少量生産を望まれる場合に、多くご要望頂きます。特に数十個程度であれば、弊社内での国内製造も可能になってきます。

開発や製造などのコストを抑えるには、中国や台湾、韓国といった日本を除くアジア地域で量産する方が良いと考えるのが一般的です。理由は、日本で量産する場合のイニシャルコストや量産品の単価は、アジア地域で対応するより多くかかる場合がほとんどだからです。

ただ、開発や量産の確認や手直しのために行う渡航費、現地との契約、現地工場とのコミュニケーションなどを製造コスト以外の取引コストまで考慮した場合、海外生産での費用的な利点は少なくなります。まして、製品売りのビジネスではなく、サービスの中の製品と考えて事業行う企業にとっては、少量生産段階で、ビジネス文化が異なる国とハードウェア分野の取引を行うというリスクを負うべきではないと考えています。

外部CTO 受託開発 ものづくり ネットワーク